夜景好きのママは、当然夜に遊ぶのが得意。
だったろうと思う。
僕と付き合いだしてからは僕としか出かけてないので、まともに働く僕に合わせて回数は減った。
と信じたいが、わかんねーよな、こればっかりは。
悪友(と書くが、単なる親友 *本人弁)と出歩いてても、僕には知りようがなかっったし。
いや、ママも普通におつとめしてたけどね。
結婚後は、もちろん隠れてこそこそなんてそんなことをするような女じゃないので、まじめに主婦をしていた。
だから代わりに、僕が時々連れ出してあげてた。
白樺湖あたりまでなら、庭みたいなモンだった。
夕方から出かけて、外食して、よく見たのは諏訪湖の夜景。
杖突峠の途中にある喫茶店の駐車場から見下ろす諏訪湖は、きれいだった。
下をみれば、湖の周りは宝石をぶちまけたかのように、一面光の粒があふれんばかり。
上を見れば、降るような星。
下も上も、光のシャワー。
真冬は、夏よりもっときれいだった。
ゆめも連れて行ったことがある。
ママ似にて宵っ張りのゆめの小さな瞳には、これまた星の光が満タン。
降るような星と、敷き詰めた宝石と、小さい宝石の中にこれまたぎゅーぎゅー詰めにしたような輝き。
あの頃は、ほんとに幸せだった。
ほんとにほんとに・・・
幸せだった。
そんなことを思いながら午後を過ごした。
実はここ数ヶ月、昼ご飯が野菜ばっかりなのです。
特にここ数週間は、700mlほどはいるタッパーに野菜サラダをこてしょと詰め込み、それにトマトの細かく切ったのをあしらったり枝豆むいて入れたりして、付け合わせにさらにジャガイモサラダとか。
それと、おにぎり一個が定番。
もちろん、食べるのはサラダから。
どんだけ草食系なんだか。
ウサギじゃないんだからって感じ。
だからかな、夕方は、腹が減るのが早いよ。
今日あたりは、肉食いてぇ~
ってずっと思ってて、幸いたったしかいない日なので多少は夜に出歩いてもまぁいいかなって。
で、諏訪湖まで行こうかなとも思ったけど、仕事がたくさんあるのでそれは辞めて、近所のバイキングに二人で行ってきました。
食ったなぁ。
バイキングはお高いので当然元は取れてないけど、そんなことは関係なく、満足満腹満足♪
たったなんか、食べたあとでさらに綿飴を4回も作っては食べ、
「おまえ、それが食べられるだけで満足だろ」
「うん!(もぐもぐ)」
だってさ。
んで、実はそのバイキングってのが、ゆめとたったとママとで来たことがある店で、なんだか懐かしくて、
「ママに会いたいなぁ」
「うん。あいたい(もぐもぐ)」
「この店、おまえも来たことあるんだぜ」
「そうなの?(もぐもぐ)」
「会いたいなぁ、ママに。な?」
「うん。(もぐもぐ)
もう一回(綿菓子に)行ってくる~」
感傷は、 食欲に負けたぜ・・・