お金持ちじゃないです。
まぁ、当然だけど。
でも、不自由しないで生きていけるほどには、稼げている。
でも、それに満足しないでお金に執着しはじめると、とことん卑しくなる。
今回は、それに少しだけ気づくことと、そこから抜け出そうとし始める、ほんのつま先程度の動き始めはできた気がする。
たとえば、たったやけっとが、土産物屋の店先にあるものを欲しがる。
それはただの風車だったり、木のおもちゃだったり。
その時はなんだか魅力的に見えるだけど、家に持ち帰ってみると、そうでもない。
他に楽しいおもちゃがいくらでもあるし、特にそれが竹細工だったりとかして壊れやすいと、あっという間にゴミと化す。
わかっていることなので、欲しがっても買ってやらない。
特に旅行費用がけっこうかさんでたりすると、それだけであっぷっっぷしてしまって、極力余計な出費はしたくなくなる。
今までは、そうだった。
でも今回は、けっこう買ってやった気がする。
今この旅行中のひとときをよりいっそう楽しむことができるなら、数百円の出費でぐだぐだ言うことないなって。
それよりも、子供達に楽しい時間の演出をありがとうございますって気持ちで、子供達自身に、土産物を売ってるおばあちゃんにお金を払わせてあげる方が、よっぽどお金も喜ぶだろうと。
もちろん、おばあちゃんも嬉しいし、子供らも嬉しい。
みんな嬉しいなら、こんなにいい事はない。
あとは、お金に執着する僕の心がどうにかなれば済むことだ。
ちっせぇなって、自分で思う。
今回は、釣り堀が行程に入っていた。
釣った魚をその場で焼いて食べた。
子供らは、つり初体験。
僕徒お父さんは、言ってはなんだけどベテランだ。
特にお父さんは、自前の和船を持ってたほどの釣り好き。
けっととお父さんチームと、僕とたったチームに分かれて釣った。
釣り堀の返しがない針で釣り上げるのは、なかなかこつがいる。
旅行の女性が多いメンバーにあっては、あちこちで楽しい悲鳴が上がっていた。
そんな中で、たったは、たったはって言うか、僕とたったは、約1時間で9匹釣った。
釣り堀とはいえ、小学2年生が初めての釣りで9匹釣ったら上等だろうと、さりげなく自慢しておくよ。
ちなみにけっとチームは、3匹だか4匹だったらしい。
30分くらいして針がなくなってしまい、竿を換えた。
そしたらそれまでほとんど入れ食いだったのが急に釣れなくなった。
たったは、
「さっきの竿は、ママがついててくれたのかなぁ」
なんて言ってたな。
「ママは釣りが得意だったの?」
って聞いてくるから、
「ママは魚釣りなんかしたことないよ」
と答えておいたけど、たぶんないだろう。
まぁ、そんなことも含めて、今回はたったとよく遊んだ。
無論けっととも遊んだけど、日頃たったには我慢を強いることが多いので、極力たったと二人で行動するようにした。
くそ暑い中を肩車してくれだのおんぶしてくれだのと調子づいてたけど、さすがに30kgを肩車はきつすぎるので、おんぶはした。
たったに、良い思い出ができていることを願う。
そしてそれができるのも、お父さんが同行してけっとの相手をしてくれてたからだし、他のお母さん方も一緒になって子供らの遊び相手をしてくれたからだ。
皆さんに、感謝だなぁ。
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