知らぬ間にママが入っていた保険屋さんと、手続きした。
メインで入ってる保険は別にあったので、こちらの方はほとんど忘れ去られていた。
なにしろ、入院給付等の特約が一切ついて無くて、死んだときに保険金が下りるだけ、それも40才になったら半額以下になってしまうものだったから。
ただ、商売上手だなぁと思うのだが、下りた保険金をそのまま流用する形で、僕にも貯蓄型の保険を勧められた。
他にも、入院給付等のついた保険も。
数字だけ見ると結構良さそうな感じだったけど、そこはもう、保険についてはママのことで色々と辛酸も舐めてきたので、突っ込みどころ満載。
あれは?これは?と質問したら、調べてきますってことで資料だけ頂いた。
どのみち、メインの方だけで充分手厚くしてあるので、これ以上入る必要はない。
下りた保険を会社に返す形での新規契約は、長い付き合いのメインの方の保険屋さんの顔を立てるだけのつもりで入ったので、これ以上付き合いのない方にまで良い顔をする必要もないし。
思い出したが、こないだそのメインの方の保険屋さんが来てたとき、こんな話をしていった。
僕の保険を手厚くした際、ママの方は少しアップするだけで良いんじゃない?って保険屋さんは言ったんだけど、ママがもっと厚くしたいと言ったそうだ。
で、僕にかなり近いレベルの内容にしたんだと。
その後、契約してから短期間で発病したから、虫の知らせだったのかねぇって、保険屋さんは遠い目をしていたっけ。
実際その時には、もうママの頭の中には密かに腫瘍が増殖中だったわけだし、まさに、虫の知らせもあったんだろうな。
僕になんかあった場合は、保険に加えて国からも年金その他で色々と手当が出るので、死亡直後はかなり厚い手当てになる。このあたり、父子家庭と母子家庭では、相当に待遇に差があることを今回知った。
父子家庭では、ほんとになんにもない。
だから、ママがレベルを上げててくれたおかげで、ほんとに助かった。
話戻って、今日来た保険の方だけど、掛け金がものすごく高い。
確かにその内容なら僕に何かあっても、ものすごく安心だし、そのくらい払って当然なんだろうなって感じだけど、それを払ったら生活が立ちゆかないよ。
子ども3人育てながら、しかもうち1人は入退院や手術を繰り返す重度心身症の入所児童だ。父母揃ってても結構大変なのに、片親になってしまった今、生活するに必要な費用は前よりかかるんだぜ。扶養家族1人減でも、うちの場合は色々な理由で費用が減るどころか増すんだから。
それに、いくら何でもこの期に及んで僕までどうかなるほどの試練は、いくらなんでも神様も用意すまいよ。
とか言いつつ、この頃さらに目が見えなくなってきてるんだよなぁ・・・
つい4ヶ月ほど前に作り替えたばっかりのコンタクトを、また新しくしないとダメ。
ほんとに、ママの病状の一番最初の顕著だった奴、『目が見えにくくなった』ってのが思い出される。
もしかして、僕の頭にも腫瘍がいるのでは?と思ってしまう。
ほんとにいたりして・・・
いたら、笑っちゃうな。