車の1年点検に行く時間まで、しばし掃除。
いつものメニューをする時間はないので、台所を集中的に磨いていた。
リビングと、隣接してる和室の二部屋は、たったとけっとでごちゃごちゃにしてくれるので、そこの片付けは、2人にやらせて。
「たった、けっと使って片付けしろ。けっとは、片付けろって言っても何をどうして良いかわからないから、どれをどこにしまえとか、具体的にお前が指示しなさい」
「机の上ってのは、物置じゃない。いつでも作業ができるように、ものは置いておくな」
「カバンとかは二階へ持って行け。リビングへ置いておくな」
日曜の朝は、毎度こんな感じ。
特にらキューがそこら中に落ちてるので、片付けが終わってもたったは僕に付き従って、らキュー拾い係。
ま、今日のところはそれは明日へ回すけど。
しばらくすると、たったが台所へやってきて、
「パパ~、あっちの部屋(和室)、僕が掃除したいよう~」
なんと!
掃除の前に片付けだろう?
まだ、いわれたモノの片付け終わってないジャン!
だが、いや待て・・・
掃除機をかける体験をしたら、何が邪魔でそれをどうしたらいいかがわかるようになるかも・・・
いちいち細かく言わなくても、言葉通りに『片付けろ』っていうだけで済むようになるかもしれん。
「よし、やれ。掃除機かけてみろ」
「わかっった!」
「掃除機かけるには、いろいろなものが邪魔だから、それをどうすればいいかを考えながら、掃除機かけなさい。らキューを吸い込むなよ!」
僕が台所を磨き終える頃には、たったは邪魔なモノの片付けが終わって掃除機をかけ始めた。
しばらく様子を見てたが、大丈夫そうだ。
今もまだ、掃除機かけてる。
助かるなぁ。
たったが使ってる和室一部屋だけでも自分でやってくれるなら、その分手間が省ける。どころか、日頃から整理整頓できるようになるかもしれん。いずれ自分で掃除機かけるとなれば、邪魔な状態に捨て置かないようにもなるだろうし。
なんだろうか、まだ小3だが、非常に役立つなぁ。
自発的にやろうとするなんて、僕の小3に比べたら遙かに自立してる。
たぶん、日頃僕を見て・・・とかじゃないだろう。あの子は元々ああなんだと思う。
きっとママがいて、日頃ママが家事をやってても、自発的にお手伝いをしてただろう。
今はママがいないので半強制的に、それも短期集中して片付けや掃除なんかをやるのでかなりきつい僕の指示の元、褒められるのではなく叱られながらそれをやってる。
きっとママが生きてたら・・・、褒め上手なママの手のひらでころころ転がされて、もっと早くから役に立つ喜びを増大させてただろう。
そういえば、トーマスをよく見てた昔から、あいつは『人の役に立つ』ということに並々ならぬ関心を寄せてたっけ。
忘れてたなぁ。
掃除が終わったようだ。
次にたったが与えられる役割は、褒められることだな、僕によって。
にほんブログ村