ゾッとした話

今日、ゾッとした話。





2年生がすごく馴れ馴れしい



のか、親しみを込めてんのか、はたまた話しやすい雰囲気とか…言い方は様々だが、詰まるところやっぱり馴れ馴れしいかな。



授業中、やたらと聞いてくるんだ。

例えば今日は、制作中の作品について、この部分はどっちの色が良いですか?って。

何度も何度も。

自分で判断して自分で決めなさい。それが君の仕事でしょって返すんだが。

理由がさ、先生に聞いた方が確実じゃんと。

そこまでは理解できるが、それでも普通はやらん。

驚いたのは、次のは言葉。











「だって、良い作品を作りたいんだもん」













ゾッとした。



自作品を良いものにしたいから、先生にアドバイスを超えて、回答を貰おうとしてる。



そうした結果良くなって、それがお前の作品といえるか?





普段は「君」と呼ぶ。「お前」なんて呼ばないが思わず口をついてしまった。

それくらい驚いた。

だってそこんとこが最重要だってことは、1年次にみっちり仕込んだはずだったから。

まさか2年生にあがって今になってそんなこと言われるとはな。

しかもこの生徒は、学年でも1位か2位を争う達者な生徒。常に素晴らしい作品を提出してきた。

なのに、そんな考えだったなんてさぁ…。

他人が決めた結果に従って作り、良い作品になって、それを自分が作りましたと誇るのか?









自分が何を選択すればいいか。

それは、その結果を含めて全て自分で責任持たなきゃいかんことだ。

良くても悪くても、自分で選んだこと。

自分で決めたことだからこそ、結果が良ければ自信に繋がるし、悪けりゃ次回の選択時は真剣さを増す。

そんな大事な場面で決定権を他人に委ねるなんて、無責任すぎる。

し、

真剣に考えて選択し、結果から判断する。

この一連の流れを自分一人でやり遂げなきゃ、成長なんかしないよ。



あの時の生徒のセリフを思い出すと、今でもゾッとした時の背中の冷たさを思い出すよ。


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