ここ最近はどの学年も締め切りを守る意識が弱い。
すごく弱い。
完成しなくても全然焦らん。
特に明日が締め切り&講評会のはずだった2年生は、まるきり間に合う生徒がいない。
ので、
”僕の理念は、
『間に合わせのやっつけ作品を無理やり作らせる選択ではなく、きちんとした作品を作る時間を設定することが、私やみんなの幸せにつながる』
なんだ。
教育的には、間に合わせる努力を怠ったのだから黙って赤点貰って懲りて、次に活かせば良いって話なんだが、それだと、生かさん人がなんの成長も無いままになる。
それより、1点1点丁寧に作る経験を積む方が良いし、作品も喜ぶ。
それに、赤点食らわす懲罰的なやり方は、しょうに合わん。
作家活動と言うのはおこがましいが、教師としてよりは生徒と同じく常に作品を作っている同士として、しっかりした制作をしてもらいたい。”
そのために、締切を延ばした。これで二度目やね。
上記の文章は、生徒に提出日を変更する理由として書いたものの要約。
今日も放課後、いつも残って制作してる真面目な生徒が、いつも通りに残って制作してた。
でも口歯がないので、何の話の流れか忘れたが「先生はどうせ間に合わない作品のこと「俺の作品じゃないし」って思ってるんでしょ」って言ってきて、なんかしらんけど言葉に詰まった。
そん時一人の生徒が、こんな事を言った。
「でも先生が本気でそう考えてるんなら、掲示板みたいなこと言わないでしょ」
上記の文章のことだね。
ちゃんと理解してくれてる生徒がいる。
ホントはみんなわかってるんだけど、こういうタイミングでそう言ってくれる生徒がいることに、救われた。
これがあるから、教師やめられないんだわ。