思い

ゆめパパ

2012年07月14日 18:50

午前中、いつものように家中の掃除。
天気予報では怪しいことを言ってたけど、今日は雨なのか?
そういえば、誰かが言ってたな。

役所は悲観的なことを言う
民間の方が楽観的だ

天気の話ね。
気象庁は雨の確率が高いけど、民間はそんな日でも晴れるって言うことが多いと。
実際今日は、良い天気でした。
こんなことなら、布団も干せば良かった。
シーツだけは洗ったけど。



いつも寝室にしてる子供部屋は、12畳ある。
ど真ん中に背中合わせのクローゼットをおいて、部屋を分断してる。
南側を広めにして子供部屋兼寝室とし、北側は衣装部屋だ。
そのクローゼットは、この家に引っ越してくる直前に大急ぎで僕が作ったものだ。
6年前の春休みに、まだ何にも入れてない部屋の中で、数日かけて作った。
部屋を分けることと必要な服を収めることのみを主眼として作ったので、ドアからは出せない。
今そのクローゼットの半分は、空っぽだ。
そこへ入れていたママの服を、すべて義母に渡したから。
着物を入れていた和箪笥も一つなくなったので、片側はかなり広くなってる。
今日はクローゼットを少しずらして、両方の部屋がだいたい同じくらいの広さになるようにした。

今夜から、北側にダブルの布団を敷いて寝る。
二段ベッドに一人、ダブルの布団に一人。
二段ベッドの二段目は、まだ誰も寝ない。
まだ、この家はきちんと機能してないな。


そのクローゼットを移動してるとき、今まで置かれていた場所がしっとりしてるのがわかった。
ただの湿気。
同時に、色がかなり違ってることも。

6年。
以外に、変化がある。
でも、クローゼットが乗っていた部分だけは、6年前から変化してなかったんだな。
まだママが生きてた頃から、時が止まってた。
しっとりしてる床の肌さわりは、まるでママがうっすら汗をかいた時みたいじゃないか。



午後、ゆめに会いに行ってきた。
その帰り道でコンビニに行ったが、途中の十字路を左に曲がれば、ママのいた病院。
いまだにここを通るときは、病院へハンドルを切りたくなる。
今もまだ、あそこにいるような気がしてしまう。

「あっちへ行きたくなっちゃうね」

たったも、同じ気持ちらしい。
言っても、まだ半年だしな、ママがいなくなって。
でも、ママが入院してたのは4年も前からだ。4年間、何度も何度もこの交差点でハンドルを切った。
この交差点を見て色々思っちゃうのだけは、何年たってもかわんないのかもしんない。


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