回転
NHKハート展のチラシが、校内に置いてあった。
その表紙の美しさに惹かれて、しばらく眺めていた。
裏をめくると、一編の詩が書かれていた。
『 叱られたとき
叱られたとき
何も言えないぼボク
心がつたえられなくて
心のさけびが「ウー」としか
言えない
心がさみしくなってしま
う
楽しいことばっかりじゃなくて
わかりあえないことも
生きていることなんだ 』
僕は、頭をがつんと、一発やられた。
最後の一行で、やられた。
叱られたって事からこの一行が出てくる感性!
すごい
あと何十年生きたって、このレベルには到達できるかわからない。
こんな詩を、18歳の少年が書いている。
この詩に心動かされないのか、同じ18歳のわが生徒達は。
こんな風に、最後の一行でがつんとやられたのは、この2ヶ月間で、これで2度目。
なんて素晴らしいんだろう!
人間って、素晴らしい。
世の中には、すごい高いところにいる人たちがたくさんいる。
周りを見渡しても、指折り数えて何人か、すぐに思い出せる。
そんな人と、実は少しだけお近づきになれている。
これも、すごいことだ。
この頃、一見して普通のことやむしろどーしょーもないことだったはずが、いつの間にか思いもよらずラッキーな状況になっちゃってるって事が、結構ある。
それは単に、その状況を幸せだって気づけてるだけなのかもしれない。
実は誰にでも起こってることで、みんなそれに気がついてないだけなのかもしれない。
今日は、この詩を見つけられたこと一つだけでも、すごく幸せだった。
実は他にもあるんだけど、いちいち挙げてたらきりがない。
幸せすぎて、幸せすぎる。
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