先が見えないけど、信じる
ゆめさんの施設から電話が来た。
この1ヶ月程の間、ゆめさんは入退院を繰り返している。
食べたり食べらなかったりで、食が安定しない。
調子が悪いかと言えばそうでもなく、8割食べたり、無視して一切食べなかったり、食べるフリして舌ベロでブロックしたり、遊んでますがな。
施設は、まだ面会解放してなくて、1日3組まで予約制で会える。
僕は一回も会いにいってないからひがんでる?
かと思ったが、部屋にまで行かず玄関先でしか会わないから、みんなは会ってるとか知らんらしい。
なら、違うか。
いや、案外わかっちゃってるかもな。
とにかく、今週会いに行くことにした。
予約の合間に無理矢理突っ込んでくれたみたい。
ありがたい。
看護師さんは、色々聞いてみてっていってたけど、いや、しゃべれませんやん、ゆめさん。
なんにしても、楽しみだ。
だが、なんだろ、ざわつく。
30歳当たりが寿命と言われてて、今24歳。
いつまでも元気でいてくれる訳じゃないのはわかってるけど、ママの時も親父のも、意志の疎通が出来ない人の生殺与奪を毎度ひとりで決めなきゃならないことに、すごく疲れてる。
今度は、ゆめさん…
ゆめさんこそ、ママと一緒に考えたかったのに、先に死んじまうのは酷すぎますやん。
愛する人の大事な決断。
いつも、1人。
https://www.instagram.com/reel/CyNc38PLa_l/?igshid=ODhhZWM5NmIwOQ==
とはいえ、まだ大丈夫。
まだまだ、やれる事がある。