だいすき!

は~
すっかり『だいすき!!』の再放送にはまっている。
香里奈って、演技がうまいなあ。

なんか、毎回何かしらで泣かされる。俺は第1話から大泣きしたからね。
展開はドラマの開始から10分でだいたい読めるのだが、展開がわかってはいても毎回『そうなのよ~!』って膝をはたと打ちたくなるエピソードが入ってる。
これは心憎い。
だいたいは障害持った子供の親なら誰しもが感じる内容だ。原作者はよく取材してるよなあ。
資料を見ると10回くらいで放送は終わるみたいだけど、原作はもっと長いんだよねえ。
一回終わると次回にはひまわりがすんげーでかくなってるから驚いちゃう。
進みが早いからか、一回ずつのエピソードに説明不足な感があるなあ。なんかもったいない。

たとえば何話だったか忘れたが、ひまわりがゆずがお母さんであることに対して嫌悪感みたいなものを感じるエピソードがあった。
その話の中で、周りの誰もが否定したひまわりのピンクの魚の絵を、ただ一人、ゆずだけが真っ正面から受け入れ「かわいい~、ひまわりじょうずー」みたいなことを言ってほめるシーンがあった。あれでひまわりの心が一気にほぐれるわけだけど、ドンだけの人が理解できたのだろうか。
ただお母さんだけがほめたからだけじゃないんだよな、あれはさ。
あと、保育園の園長先生が、
「子供が9失敗してイライラしても、一つの成功を精一杯ほめる、これが母親ってものじゃないですか」
みたいなこと言ってた。
このときはママと二人で顔を見合わせて、反省したなあ。俺たちは子供に、なんか叱ってばっかりだったからなあ。。。。


ところで、ピンクの魚のエピソードっって、たぶんひまわりにゆずを受け入れさせるための仕掛けだと思うのだけど、実はものすごく大切なことで、絵の先生としては単純にお母さんだけが子供のすべてを受け入れるっていうだけでは済ませられない。

魚がピンクで何でいかんのか?
べつにいいじゃん、ピンクの魚。
ダメっていう大人は、魚の色でピンクなんか無いとか、海の中だからどうとか、固定観念で話してるんだよな。
でも、絵の世界はもっと自由なのだ。魚がピンクだろうが黄色だろうが七色だろうが構いやしない。むしろ、そんな自由な感性が大切なのだ。幼い子供ってそういう自由を無限に持ってる。それを小さい頃からよってたかってスポイルしちゃうから、どいつもこいつも当たり前の絵しか描かなくなっちゃって、何度も「変だ変だ」なんて言われて来ちゃうと挙げ句の果てには自分は絵がへただって思い込んだりする。
多いよねー、そういうの。
俺の(高校生の)統計では、絵が苦手なやつの8割までが、人生のどこかしらで絵が下手だって言われた経験を持っていて、それをいまだに覚えていた。
へただと思い込んでるやつの中には、確かにドへたくそもいるけど、ほとんどは光るものを持っている。それを見つけてもらえ無かったんだね、不幸なことだ。
当たり前の感性でしかはからないなんて、すごくつまらない。もっと枷から自由に飛び出してないと、人と違う自由な感性は光らない。
だから、障害を持っている子供らの絵はすっごく光ってる。
なにしろ、彼らには健常者の常識っていうばかばかしい枷がはまってないから。

『だいすき!!』に戻るが、時々ちらっと作業所の壁に掛かっている絵が写る。これがすっごく良いぞ。ホントにどこかの作業所の方が描いているのかどうかはわからないが、とにかく良い。エンディングの絵も、良いねえ。よく見つけてくるもんだよ、そういうのを。
話は違うけど、今のポッキーのCMにでてる女の子もすっごくいい。よく見つけてくるもんだよ、ああいうすっごい逸材を!
テレビの世界ってすごい!
さぞかしADはこき使われているのだろう。



さてっと、やっぱ…DVD買おうかな…


同じカテゴリー(ケガ・病気・健康)の記事
障害持ち
障害持ち(2014-09-17 20:48)

・・・の力
・・・の力(2014-08-11 08:46)

海
(2014-07-29 22:59)

不眠
不眠(2014-07-29 00:13)

病んでる
病んでる(2014-07-14 20:07)

骨まで愛して
骨まで愛して(2014-06-18 19:40)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
だいすき!
    コメント(0)